自分でも、僕は、あまりにダラけた31歳だなと感じていました。

今日、突如、僕の部屋の東側の天井付近の空中に黒い穴が開きました。
その穴から、奇妙な生き物が出てきました。

なにやら、全体に青く光った、サイズにするならちょうど洗濯機程度の大きさでしょうか。

その生き物は日本語で話しはじめました。

その生き物は自分が「猫型ロボット」であることを僕に打ち明けました。
タヌキにしか見えない、とうてい猫とは程遠いビジュアルに驚きましたが、「耳を失ったから」という言い訳を必死に聞かされました。

聞けば、僕の孫にあたる「西崎ぐわし」という人間から、あまりに僕がだらしない人生を送っているせいで子孫の人生に影響しているらしく、それを正しい方向へ導く目的で、未来から現れたとのこと。

ドアを開いたら女の子の風呂にたどりつく不思議なドアや、ものを小さくしてしまうライトなどなど、なんだか、便利そうな道具をたくさん持っているので、勝手に盗んではオークションで売ってやろうかと思っています。

今日も、オレンジのTシャツがトレードマークの友達にいじめられたので、相談したところ、相手もなげくような、悲惨な報復を手伝ってもらうことが出来ました。

いいように利用してやれば、これ以上にダラダラした、ぐうたらライフが送ることができそうです。